介護士を目指し、就職や転職のための面接に挑む方のために、面接でよく聞かれる質問とその回答例や自己PRの仕方を紹介する。面接でよく問われる質問の1つめは、これまでの経歴だ。職務経験や持っているスキルを確認するための質問なので、面接を受ける事業所や業務内容に合わせて自分の経験を伝えよう。
2つめは、退職理由である。人間関係の問題や給料へ不満があった、というような伝え方では不安を与えてしまうので、「今まで以上にチームワークを生かして働きたい」「自分の成果をより実感できる職場で働きたい」など前向きに答えよう。3つめによく問われるのは志望動機だ。仕事への熱量や、自社を選んだ理由が問われているので、事業所の業務内容や経営理念などを確認しておき、自分の経験を生かせる職場ということをしっかりとアピールしよう。
4つめは、入社後の展望である。目標を持って行動できる自主性があるかを問われているので、面接を受ける事業所だからこそできるキャリアプランを具体的に答えるようにしよう。5つ目は「いつから勤務できるか」という、勤務開始時期を確認するための質問だ。引継ぎなどですぐに働けない場合は無理をせず、「今の仕事を責任を持って引き継ぎたい」など、責任感をアピールしながら日にちを伝えよう。
最後は、残業や夜勤は可能かという労働条件に関するものだ。これに関しては、事前に勤務条件をしっかりと確認しておき、もしできないのであればその条件に合う事業所を選ぶようにする。できる場合でも「週末は定時が良い」など、どこまで対応可能か最初にしっかりと伝えておこう。